DIYでは必需品の手工具

電動工具の発達に伴って昔ながらの手で使う道具の登場機会が少なくなってきていますが、手工具は大工道具の基本ですしDIYに手工具は必須アイテムです。

また、本職も刃物類にはこだわりを持っている人が多く、使う機会が少なくなったといえど、昔ながらの道具の良さは後世にも伝えていかなければならないものです。ここではそんな手道具の中で是非とも揃えておきたい手工具類を紹介いたします。

手工具に関しては各々好みや使い勝手などありますので一概に”これだ”という道具は無いのですが、やはり本職が使う道具は使いやすく、そして刃物は切れるようにそして欠けにくく出来ています。(研ぎ方や扱いによって左右されます)

手工具の選び方は現物を見ないと分かりにくいものですが、管理人が実際に使ってみて使いやすかったものor実際に使用しているものをピックアップしているので参考にしてみて下さい。

大工道具ショップ別

手工具名 道具使用用途と道具説明 推奨道具の特徴
ホゾ穴を掘る、材料を刻む

助丸 ハイス追入れのみ
赤樫 10本組

のみの種類は沢山ありますが、追入れのみが一番使用頻度が高いです。追入れのみとは主に造作に使われます。

これはハイスという鋼を使った造作用のみで、欠けにくいのが特徴で長切れします。また、ハイスはその性質上、刃(穂といいます)を薄くできるので材料への食い込みが良いです。鋼が硬いので普通の砥石では砥ぐのが少々大変ですがダイヤモンド砥石を使用すれば簡単に砥げます。


木成追入組のみ
豊国 5本組

造作用にはコチラが一般的。5本セットと数が少ないように思えますが、正直これだけ揃っていれば充分です。
10本フルに使う仕事は珍しくなりました。

叩きのみ 各種

柱・梁・桁などの構造材を刻む専用ののみです。
最近は使用頻度が少なくなりましたが、構造材を刻む際には欲しくなる大工道具です。
叩きのみをそろえるなら3分・5分・8分・寸2(寸4)くらいがベスト。

材料を削る

常三郎 鉋 福寿院
使いやすく、馴染みがあるのがこのタイプ。さらに安いタイプの鉋もあるのでそれでも十分です。(カンナを使う仕事も減ってきています)
寸八が、通常よく見るかんな幅です。

響 替刃式手鉋 寸八
難しい”研ぎ”が無い分、替え刃式かんなもお勧めです。
最初の切れ味はかなり良いです。(かんなを極めた職人のかんなには到底かないませんが…)建築現場でも荒削り、ダメ削り等に大活躍のかんなで重宝します。
のみを打つ、釘を打つ、木殺しする

マグナム八角玄能375g
釘を打つ、のみを打つ時に使用するのがげんのうです。
げんのうの種類と使い方
これはグリップに滑り止めのラバーが付いていて非常に使いやすいものとなっています。通常2〜3種類ほど持つのですが、375gがバランスが取れていて万能型といえます。八角の為に狭い場所での側面打ちも可能。大工さんの使用率もかなり高くなってきたタイプです。
材料を切る

大吉堂 硬い奴尺目
構造材等の大きい木材(角材)を切る時に使用するのこぎりです。替刃が楽なのでオススメです。

造作用のこぎり

刃渡りが短く、のこ目が細かくなっています。和室など細かい仕事をする時に使用します。
このタイプは一本持っていると重宝しますが、こちらは替刃式ではない(目立てといって、のこ刃を研磨するタイプ)ので本職さん向けになります。

替刃式が良いなら上記”硬い奴”の8寸を使うか、替刃(両刃式の)刃渡り180〜210o程度のもので対応します。

材料・距離を測る 墨付けをする

ミリ目 同厚 同目
基本のさしがねです。こちらは必須中の必須道具。表裏同寸&同厚で使いやすいです。センチタイプ。(さしがねの種類

寸目 裏目あり
上記さしがねの”寸目”タイプです。裏は角目(裏目)になっている本職用です。

留め型定規&完全スコヤ

直角を正確に測る道具です。材料の直角を見たり、正確な墨付けをする際に使用します。
落としたりすると狂いやすいので大事に扱うようにします。

このタイプは直角を見るスコヤと留めを正確に引く留め型定規の一緒が一緒になった万能タイプ。


ボックスレベル
300mm
水平を見る道具です。”水平器”または”レベル”といいます。
必需品ですので一つは必ず持つようにしたい道具です。コチラも落とすと狂いが生じやすいので取り扱い扱い注意です。300ミリはいわゆる標準型になります。
その他 あると便利な工具
レーザー墨だし器各種

レベル・さげふり・大矩定規のかわりになるもので、作業効率が格段に上がるものです。このレーザー機器に頼る仕事は多々あり、職人さんでも所有率はかなり高いです。
垂直・水平が正確に出ます。

他にも鉛直、地墨、大矩が見れるタイプもあり、用途に合わせて選んで下さい。(出せる墨の種類によって値段が大きく変わります)